NRT→LHR 4年ぶりの英国
2002年7月28日約一年ぶりの海外。当然ながら心が躍らないはずが無い。今思えば春休みは就活だったしなー。3月上旬に内定を貰って、すぐにでも渡ハ使用と思っていた打算は脆くも崩れ、結局6月一杯まで大学、専門学校と内定先での仕事という2足のわらじ+αの生活が続いた。7月はゼミとテストで忙しかった。4年は暇だなんてとんでもないと思った。去年より忙しくねーか、マジで?
でもいいんです!今日から4年ぶりの英国ですから、ええ。憧れのLSEで会計学学べるんです。気合も入るし、期待も膨らむのは当然!!4週間のサマースクールとは言え、選考基準も甘いもんではなく、各国から優秀な学生が集まってくる結構な代物。授業も朝から夕方まで毎日。
前回訪問時は高校生。今回は現地で友達作ってナイトライフを満喫しようと軽く心に誓う。
前日は朝から夕方まで専門学校があり、夜から深夜にかけては友人Iとファミレスでいつものように無意味にお茶してた関係で、当然!いつもの様に旅の準備など余裕を持って出来ません。帰宅が午前3時、そこから適当に且つ、一ヶ月弱の滞在なのでごっそりと衣類をトランクに詰める。ジャケット3着に靴4足などかなりの大荷物となる予感…。加えて会計に関する数々のテキスト、経済学の学術書、辞書、など書籍が多くて移住を思わせるパッケージの内容物はlovely!とは程遠い。ラップトップが重さに拍車をかける。
さて、当日はそんなこんなで勿論徹夜である。近くの駅まで車で送ってもらい、新宿駅まで電車に揺られる。日曜、しかも朝の中央線は乗客が少なく心地よい。ただ今日の服装は早朝にもかかわらず汗ばむぐらい。シアサッカージャケットにBBの白のBDシャツ、黒のニットタイを巻いて、ネイビーのノータックトラウザーズに素足でローファーという、バカンスモード全開の格好である。7月でもロンドンは涼しい、という4年前の微かな記憶から弾き出した答えとやっぱり身なりを見られるし、カッコよく出国したいという考えからこの格好にたどり着いたが、結果論としてこれは外れる。「ロンドン東京より湿度高いじゃん!(怒」って感じに…。
さて、新宿である。AM8:03のN’EXで空港第2ビルへ。んー、人多すぎ。成田でチェックインの長蛇の列が頭をよぎる。車内ではThe economistを読んでいたが、気づいたら徹夜がたたったのか、寝ていた。気づいた頃には空港第2ビルまでもうすぐのところだった。
荷物は2つ。一つは一番デッカイサムソナイトのトランク。これとはかれこれ5年の付き合い。シールはペタペタ、形はボコボコ。愛着湧きます、微妙にですが…。もう一つは手持ちでLVの機内持ち込みギリギリサイズのキーポル。これにはペーパーバック、ラップトップ、アメニティー、香水、雑誌、書類など小物や重要なものを入れてある。この二つの重ーい荷物をカートに載せてエスカレーターを上り、出発ロビーへ。一年ぶりのNRT。やっぱりいいなー。自慢じゃないが自分は海外旅行でどの瞬間が好きかと聞かれると真っ先に成田と答える人間である。「出発する人」は実に心地よい。周りの皆も心なしか笑顔の割合が東京都内に比べると多いような気がするし(当社比)。と、感傷にも浸ってられない。予想通り芋の子を洗うような人ごみ。そそくさとJALカウンターへ行く。今回行きはYクラスなので、軽く気分はブルー。12時間半は流石に辛い。帰りはマイルを使ってUGすることを心に誓う。チェックインが済むと出発一時間とちょっと前。僕のフライトはJL401で12:00発。実はこの日は僕の大学の友人も米国のペンシルバニアへと旅立つ日だった。事前に出国前にお茶でも、と彼と話していたので取り敢えず落ち合うことに。彼は11:00発のANA。彼の出発まで20分ぐらい。お茶は諦める。速攻で出国審査を受けゲートへ。当然ながらすぐにDFSへ寄ってタバコ2カートン購入。現地は高いからねー。偶然にもゲートは隣同士。彼の出発まで喫煙所で最後の吸い溜め。彼が飛び立っても後1時間ある。さてどうしたものか。Cクラスじゃないからラウンジ使えないしなー。と、ここで噂に聞いていたシャワーを使ってみる。これがかなりよい。出国前に日本でついた垢は日本で落とす、という律儀さを見せながら喫茶店で一服して搭乗開始を待つ。搭乗すると席はF,C,Y全て満席。息苦しい。飛び立つとすぐにドリンクサービスが始まる。FTとWSJを貰って記事を拾っていく。飲み物はスカイタイム頼む。機上でアルコールはなるべく取りたくない。というのも自分の時差ぼけ防止は寝ないで現地時間に合わせて寝ることだからだ。機内で眠ったら現地で寝付けなさそうなんで兎に角起きていることが肝要。映画を見続ける。ビューティフルマインドをまだ見ていなかったのでみる。僕のゼミの研究も主人公であるJ.ナッシュと同じゲーム理論なので、微妙な共感を感じる。そして最後の場面で薄っすら涙する。機内で隣に涙は流石に見せたくないのであくびにしてごまかす。それにしてもあくびの量が多すぎはしなかったろうか。機内食は離陸後すぐ昼飯、しばらくして晩飯、到着前にリフレッシュメントがサーブされる。気づいたらまもなくロンドンヒースローとのこと。久しぶりのロンドン。しかも一人。その雰囲気に軽く一人で酔う。アホ臭いが許して欲しい。よくしてくれたCAに挨拶して機外に出る。ボーディングブリッジはHSBCの宣伝広告が施されている。嗚呼、英国に着たんだとそんな下らないもので実感する。さて、入国であるが相変わらず待たせる。タイミング悪く午後三時過ぎの到着は他のアジア圏のフライトや中東からのフライトが一番多い時間帯である。兎に角待ち続けること1時間半。やっとのことでパスポートコントロールへ。ここで前の中東系の年の頃35と思わしきおばはんとその子供男二人がさりげなく横入り。さりげなく次僕だよー、という素振りを見せても無視。しかも余りにも態度がでかいので、自分の番である旨と横入りするな、非常識だという旨を捲くし立てると渋々と身を引いた。パスポートコントロールでは相変わらず厳しい尋問が続いている。僕の前の前にいた日本人カップルは母国語以外での意思の疎通が全く出来ないようで、困ってました。イライラしたんで通訳してあげようと近づくと、パスポートコントロールのおばさんは虐めであるかのように私がやるわ、とニヤッとされてしまった。相変わらず性格がよろしくない英国人を実感しました。僕の番がきた。が、LSEで学ぶ旨伝えると5秒でスタンプくれた。やはり階級社会を色濃く残す国、名門大学の滞在許可書には弱い。
LHRからタクシーにしようかヒースローエクスプレスにしようか迷ったが、後者を選んだ。タクシー乗り場に行って値段交渉したら、僕の目的地までならパディントン駅まで電車で行って、そこからタクシーの方が安いということだったんで即決。空港からパディントンまで15分。無意味にファーストクラスシートを予約、僅かな時間でも紅茶が出てくる点に英国を感じる。駅に着いたらもう6時半を回っていた。一向に暗くならない夏の英国は時の流れを感じさせない。タクシー乗り場に着くと長蛇の列。あー、みんな考えることは同じなのね…。この続きは次の日へ。
でもいいんです!今日から4年ぶりの英国ですから、ええ。憧れのLSEで会計学学べるんです。気合も入るし、期待も膨らむのは当然!!4週間のサマースクールとは言え、選考基準も甘いもんではなく、各国から優秀な学生が集まってくる結構な代物。授業も朝から夕方まで毎日。
前回訪問時は高校生。今回は現地で友達作ってナイトライフを満喫しようと軽く心に誓う。
前日は朝から夕方まで専門学校があり、夜から深夜にかけては友人Iとファミレスでいつものように無意味にお茶してた関係で、当然!いつもの様に旅の準備など余裕を持って出来ません。帰宅が午前3時、そこから適当に且つ、一ヶ月弱の滞在なのでごっそりと衣類をトランクに詰める。ジャケット3着に靴4足などかなりの大荷物となる予感…。加えて会計に関する数々のテキスト、経済学の学術書、辞書、など書籍が多くて移住を思わせるパッケージの内容物はlovely!とは程遠い。ラップトップが重さに拍車をかける。
さて、当日はそんなこんなで勿論徹夜である。近くの駅まで車で送ってもらい、新宿駅まで電車に揺られる。日曜、しかも朝の中央線は乗客が少なく心地よい。ただ今日の服装は早朝にもかかわらず汗ばむぐらい。シアサッカージャケットにBBの白のBDシャツ、黒のニットタイを巻いて、ネイビーのノータックトラウザーズに素足でローファーという、バカンスモード全開の格好である。7月でもロンドンは涼しい、という4年前の微かな記憶から弾き出した答えとやっぱり身なりを見られるし、カッコよく出国したいという考えからこの格好にたどり着いたが、結果論としてこれは外れる。「ロンドン東京より湿度高いじゃん!(怒」って感じに…。
さて、新宿である。AM8:03のN’EXで空港第2ビルへ。んー、人多すぎ。成田でチェックインの長蛇の列が頭をよぎる。車内ではThe economistを読んでいたが、気づいたら徹夜がたたったのか、寝ていた。気づいた頃には空港第2ビルまでもうすぐのところだった。
荷物は2つ。一つは一番デッカイサムソナイトのトランク。これとはかれこれ5年の付き合い。シールはペタペタ、形はボコボコ。愛着湧きます、微妙にですが…。もう一つは手持ちでLVの機内持ち込みギリギリサイズのキーポル。これにはペーパーバック、ラップトップ、アメニティー、香水、雑誌、書類など小物や重要なものを入れてある。この二つの重ーい荷物をカートに載せてエスカレーターを上り、出発ロビーへ。一年ぶりのNRT。やっぱりいいなー。自慢じゃないが自分は海外旅行でどの瞬間が好きかと聞かれると真っ先に成田と答える人間である。「出発する人」は実に心地よい。周りの皆も心なしか笑顔の割合が東京都内に比べると多いような気がするし(当社比)。と、感傷にも浸ってられない。予想通り芋の子を洗うような人ごみ。そそくさとJALカウンターへ行く。今回行きはYクラスなので、軽く気分はブルー。12時間半は流石に辛い。帰りはマイルを使ってUGすることを心に誓う。チェックインが済むと出発一時間とちょっと前。僕のフライトはJL401で12:00発。実はこの日は僕の大学の友人も米国のペンシルバニアへと旅立つ日だった。事前に出国前にお茶でも、と彼と話していたので取り敢えず落ち合うことに。彼は11:00発のANA。彼の出発まで20分ぐらい。お茶は諦める。速攻で出国審査を受けゲートへ。当然ながらすぐにDFSへ寄ってタバコ2カートン購入。現地は高いからねー。偶然にもゲートは隣同士。彼の出発まで喫煙所で最後の吸い溜め。彼が飛び立っても後1時間ある。さてどうしたものか。Cクラスじゃないからラウンジ使えないしなー。と、ここで噂に聞いていたシャワーを使ってみる。これがかなりよい。出国前に日本でついた垢は日本で落とす、という律儀さを見せながら喫茶店で一服して搭乗開始を待つ。搭乗すると席はF,C,Y全て満席。息苦しい。飛び立つとすぐにドリンクサービスが始まる。FTとWSJを貰って記事を拾っていく。飲み物はスカイタイム頼む。機上でアルコールはなるべく取りたくない。というのも自分の時差ぼけ防止は寝ないで現地時間に合わせて寝ることだからだ。機内で眠ったら現地で寝付けなさそうなんで兎に角起きていることが肝要。映画を見続ける。ビューティフルマインドをまだ見ていなかったのでみる。僕のゼミの研究も主人公であるJ.ナッシュと同じゲーム理論なので、微妙な共感を感じる。そして最後の場面で薄っすら涙する。機内で隣に涙は流石に見せたくないのであくびにしてごまかす。それにしてもあくびの量が多すぎはしなかったろうか。機内食は離陸後すぐ昼飯、しばらくして晩飯、到着前にリフレッシュメントがサーブされる。気づいたらまもなくロンドンヒースローとのこと。久しぶりのロンドン。しかも一人。その雰囲気に軽く一人で酔う。アホ臭いが許して欲しい。よくしてくれたCAに挨拶して機外に出る。ボーディングブリッジはHSBCの宣伝広告が施されている。嗚呼、英国に着たんだとそんな下らないもので実感する。さて、入国であるが相変わらず待たせる。タイミング悪く午後三時過ぎの到着は他のアジア圏のフライトや中東からのフライトが一番多い時間帯である。兎に角待ち続けること1時間半。やっとのことでパスポートコントロールへ。ここで前の中東系の年の頃35と思わしきおばはんとその子供男二人がさりげなく横入り。さりげなく次僕だよー、という素振りを見せても無視。しかも余りにも態度がでかいので、自分の番である旨と横入りするな、非常識だという旨を捲くし立てると渋々と身を引いた。パスポートコントロールでは相変わらず厳しい尋問が続いている。僕の前の前にいた日本人カップルは母国語以外での意思の疎通が全く出来ないようで、困ってました。イライラしたんで通訳してあげようと近づくと、パスポートコントロールのおばさんは虐めであるかのように私がやるわ、とニヤッとされてしまった。相変わらず性格がよろしくない英国人を実感しました。僕の番がきた。が、LSEで学ぶ旨伝えると5秒でスタンプくれた。やはり階級社会を色濃く残す国、名門大学の滞在許可書には弱い。
LHRからタクシーにしようかヒースローエクスプレスにしようか迷ったが、後者を選んだ。タクシー乗り場に行って値段交渉したら、僕の目的地までならパディントン駅まで電車で行って、そこからタクシーの方が安いということだったんで即決。空港からパディントンまで15分。無意味にファーストクラスシートを予約、僅かな時間でも紅茶が出てくる点に英国を感じる。駅に着いたらもう6時半を回っていた。一向に暗くならない夏の英国は時の流れを感じさせない。タクシー乗り場に着くと長蛇の列。あー、みんな考えることは同じなのね…。この続きは次の日へ。
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